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上京&新婚生活と、リウマチ治療と、不登校ひきこもり経験と、妊娠と、ペットのオカメインコと…なんでも書いてよかろうもん! そんなブログです。

2022年12月15日木曜日

運命的な出会いで結婚した話

 自分が自分自身に出会う、彼女が彼女自身に出会う、お互いが相手の中に自分自身を発見する。それが運命的な出会いというものだ。岡本太郎(日本の芸術家 / 1911~1996)

 

夫との出会いはSNSでした。友人知人たちに結婚相手が東京の人だと言うと、みんな「どこで出会ったの?」と聞かれて、「ネットで…」と答えると、よく「現代的だね」だと言われました。

ニュースでは、ネットで知り合った人と不幸な事件になる、というようなことがよくありますね。私の両親が彼(今の夫)を初めて知ったときも、両親は彼を疑ってひどく警戒し心配していました。「詐欺なんじゃないか?」と言われ続けました。私はSNSで1〜2年程前から彼と知り合い、まったく会ったこともない人だけど、日常の暮らしぶりを見て、会話をして人柄を知って、これまでにない安心感と好印象を持ったのです。やがて私から彼に告白して、親には内緒で東京に会いに行き、結ばれました。31歳で初めてできた彼氏です。

2021年の当時、東京は緊急事態宣言を出しているコロナ禍真っ只中で、私は一度、彼と会うための東京旅行計画を取り止めにしました。彼がまだコロナワクチン接種を受けておらず、心配だったためです。開催延期された東京オリンピックが開催し終わったあと、彼からホテルで会おうと誘われて、それが私たちの初めてのデートでした。ただ、幼いころ私は痴漢にあい、異性と関係を持ったことがなく、いきなりホテルで会うのは緊張しましたが、彼なら不思議と安心できました。実際に会ってみると、思った通り彼はとても優しかったです。私はあの時、もう過去に縛られず勇気を出して良かったなと思います。

もちろん両親の不安と心配も十分理解していたので、まずは彼と直接会って話してみて欲しくて、付き合ってからわずか数ヶ月間で、私は彼と両親を会わせることにしました。彼は初めて九州にやって来るうえに、彼女の両親に挨拶するという難題がのしかかり大変だったと思います。これがきっかけだったのか分かりませんが、九州に来る前から、彼はもう私と結婚する気持ちでいたようです。「いつか結婚したいなぁ…」とぼんやり考えていた私に、彼は当時、10年以上付き合って結婚した芸能人の話を例えに出して、「俺もずっと(私と結婚するまで)待ってるから」と言われました。

しかし両親に挨拶するときには、いきなり結婚の話は急だろう…と考えて私も彼もあえて言いませんでした。それが後から、両親を困惑させてしまいましたが、その後、彼はもう一度会ってちゃんと話をしたので、今度は両親の納得と安心を得て上手くいきました。

私たちの馴れ初めを振り返るとき、彼はよく「運命だったね」と言います。

確かに、私たち夫婦は似ている部分が多く、不思議な結びつきがあるような気がします。名前や、体質や、考え方や、趣味嗜好などが似ているのです。それに私は彼の行動がなぜか予測出来たり、結婚してからも待ち合わせていないのに偶然ばったり会ったことも多々あります。不思議ですよね。私たちは結婚するまでにわずか4回しか会っていません。それでもなぜか、二人とも運命的なものを感じていました。

私は彼に出会わなかったらずっと1人だったと思います。もしも私がSNSで彼を見つけなかったら、彼が私と両思いになってくれなかったら、私はきっと今も九州の小さな会社で働きながら、友達や両親はいるけど独身で、どこか侘しく、何かが欠けたまま、それが何かも知らずに、ずっと一人で暮らし続けていたと思います。私がこれまで交際経験がなかったことは、彼に出会うために運命が動いていたからだとすれば、今ではすべてが良かったことなんだと気付きました。夫に出会えて、結婚できて、本当に良かったです。

彼と会うときはいつも空がきれいでした



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